日韓外相会談 河野太郎外相は検証結果問わず日韓合意の履行要請を

 河野太郎外相は19日午前、東京都内の飯倉公館で韓国の康京和外相と会談した。
康氏は、日韓合意の成立経過を検証する同氏直属の作業部会が年内に結果を公表する前に、
検証の進捗状況を説明するとみられる。日本政府は合意見直しに応じない立場で、
河野氏は検証結果にかかわらず日韓合意の着実な履行を求める構えだ。康氏の来日は
外相就任後初めて。

 日韓合意は今月28日で成立から2年となる。韓国政府は作業部会の検証結果をふまえ、
政府としての立場を表明する方針で、日韓合意の再交渉を要求する可能性がある。
 一方、韓国側は2月の平昌冬季五輪にあわせた安倍晋三首相の訪韓を要請しており、
日韓合意をめぐる二国間関係のさらなる悪化は避けたいところだ。検証結果公表前に
康氏に進捗状況を説明させることで「韓国なりの誠意」(外務省筋)を示す意図が
あるとみられる。(略)
http://www.sankei.com/politics/news/171219/plt1712190006-n1.html