「白い粉」落とし騒ぎ…初公判で啓発目的と主張 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 覚醒剤に見せかけた袋を警察官の前に落として騒ぎを起こしたとして偽計業務妨害罪に問われた
鹿谷(旧姓・西坂)大治被告(31)の初公判が15日、福井簡裁であり、鹿谷被告側は起訴事実の一
部を否認した。

 起訴状によると、鹿谷被告は8月、福井市内にある交番の警察官の前で白い粉入りの袋を落とし
て逃げ、警察官28人を出動させて業務を妨害したとされる。鹿谷被告は罰金40万円の略式命令を
不服として正式裁判を請求していた。

 検察側は冒頭陳述で、鹿谷被告が動画を投稿していたサイト「ユーチューブ」で再生回数が増えず、
広告収入が伸び悩んだことから計画的に騒ぎを起こし、その様子を投稿したと説明。鹿谷被告の弁
護人は「2、3人の職務を妨害した程度。(投稿は)覚醒剤撲滅のためで、偽計業務妨害罪にもあた
らない」と主張した。鹿谷被告は「啓発目的でやった。無罪にしてください」と求めた。
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