米朝に「核兵器使うな」 サーローさん、日本も道義的責任
東京新聞(共同通信):2017年12月10日 02時47分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017120901001862.html

 【オスロ共同】今年のノーベル平和賞に決まった非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のフィン事務局長やカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(85)が9日、ノルウェー・オスロで10日の授賞式を前に記者会見した。
サーローさんは対立が激化する米国と北朝鮮に「絶対に核兵器を使ってはならない」と訴え、核問題の外交解決を求めた。
日本は核廃絶を目指す「道義的責任がある」と述べ、核兵器禁止条約に反対する日本政府を批判した。

 サーローさんは「被爆者は容認し難い苦しみを受けた」と強調。
授賞式での演説で、原爆投下直後の広島の惨状について語ると明らかにした。

 ノーベル平和賞の授賞式を前に、記者会見するサーロー節子さん=9日、オスロ(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2017120901001878.jpg