北ミサイル危機の時期に…国家官僚として一線越えていないか 文科省幹部「無責任さに慄然」


文部科学省前事務次官の前川喜平氏が、朝鮮学校の授業料無償化適用を求める
原告側に沿うとみられる陳述書を福岡地裁小倉支部に提出したことが判明した。
文科省幹部が「組織人としての無責任さに慄然(りつぜん)とする」と吐き捨てたのも無理はない。

北朝鮮のミサイルをめぐって緊張が高まっている時期だけに、元国家官僚として一線を越えた
行動だと言わざるを得ない。

国家公務員を辞めた後にその組織や政治の決定に反旗を翻す−。
前川氏は8月の東京新聞のインタビューで、適用除外を違法だとした7月の大阪地裁判決を
「妥当だ」と評している。

今回の行動は、国家戦略特区を活用した学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部
新設計画をめぐり「行政がゆがめられた」と繰り返したこれまでの姿勢とも通じる。


http://www.sankei.com/affairs/news/171208/afr1712080003-n1.html