ロシアのモスクワでプーチン大統領を題材にしたものばかりを集めた絵画や彫刻などの美術展覧会が開かれ、大統領の圧倒的な人気ぶりを示すものとなっています。

「スーパープーチン」と銘打ったこの展覧会が開かれているのは、モスクワ中心部にある現代美術館です。
国内の若いアーティストが制作した絵画や彫刻などの作品30点が並んでいて、プーチン大統領を題材にしたものばかりです。

プーチン大統領をアメリカのコミックのスーパーヒーローのように描いた絵や、中世のよろいを着て熊にまたがった姿の彫刻などたくましい印象の作品のほか、サンタクロースの格好をしたり、ペットとたわむれたりするような親しみのあるデザインも並んでいます。
展覧会が始まった6日には、偶然にもプーチン大統領が来年3月の大統領選挙に立候補すると表明しました。

展覧会を企画した若いアーティストのグループは「プーチン大統領のイメージが芸術の題材として魅力的だったからで、政治的な意図はない」と説明しています。

訪れた30代の男性は「美しく描かれた作品が気に入りました。ほかにふさわしい人がいないため選挙でもプーチン大統領に期待している」と話していました。

この展覧会に今のところ市民から批判の声は特にないということで、支持率80%を超えるプーチン大統領の圧倒的な人気ぶりを示すものとなっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171207/k10011250471000.html
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