福島で園児がミカン狩り 旧避難区域の広野町
2017/12/7 11:30

福島県広野町で、ミカン狩りを楽しむ幼稚園児(7日午前)=共同
https://www.nikkei.com/content/pic/20171207/96958A9F889DE0E6E1E7EAE2E2E2E2E5E3E0E0E2E3E5E2E2E2E2E2E2-DSXMZO2436005007122017CR0001-PB1-2.jpg

 東京電力福島第1原子力発電所事故でかつて避難区域だった福島県広野町の町営ミカン畑で7日、招待された地元の幼稚園児がミカン狩りをし、古里の恵みを口いっぱいに頬張った。

 好天に恵まれ、約60人の園児が町役場近くのミカン畑を訪れた。室井結愛ちゃん(6)は「酸っぱいけどおいしい。今日は(家族のために)100個取りたい」と話した。

 広野町は第1原発の南20〜30キロ圏にあり、温暖な気候を生かして約30年前から町ぐるみでミカンを育てている。

 町への避難指示は2011年9月に解除された。除染の効果もあり13年からミカン狩りを再開している。放射性物質の検査では今年も検出限界値未満だった。〔共同〕

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24358000X01C17A2000000/