事件や芸能界のスキャンダルなど世間が注目する話題を取り上げる「トレンドブログ」が、事実無根の「フェイクニュース」の温床となっている。
神奈川県座間市の9遺体事件で、容疑者の親族が事件に共謀したかのような事実無根のうわさや臆測を投稿し、
サイト内の広告で収益を上げるブログが多数ある。
その一つの管理人が私の取材にメールのやり取りで応じ、11月20日朝刊「ネットウオッチ」で詳報した。

広告収入「多い月10万円台後半」も

 管理人は<副業として始めた。広告収入は多い月に10万円台後半>とし、
動機については<収益目的と世間のニュースやその裏を追いたい気持ち>と説明した。
しかし、記事が出たあとブログ更新はストップ。まもなく私は管理人からのメールで、その後の経緯を知ることになった。

 そもそも私がトレンドブログに興味を持つきっかけは座間市の事件だった。
ネット上で容疑者名などで検索すると「容疑者の学歴は?」「家族の関与は?」などの見出しを掲げるブログが多数出てくる。
ニュースサイト風で事件以外の話題も載せるが、大半の投稿内容はでたらめで独自取材の形跡はない。人権侵害の恐れが濃厚な投稿も多い。




ネットにあふれる「トレンドブログ」 フェイクニュースの温床に
https://mainichi.jp/articles/20171207/ddm/005/070/012000c