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水戸の障害者支援工房 「茨城のパン」V目指す

社会福祉法人ひだまり会の障害者自立支援事業所「ディライトホーム」(水戸市加倉井町)が運営する「工房ゆめ気球」が、
9日に横浜市で開かれる障害がある人のパン・菓子コンテスト「チャレンジドカップ決勝大会」に出場する。
製造実演するメンバー5人は優勝目指して、準備作業に力が入る。

大会は神奈川県のパン、製菓のオーナーシェフを中心に設立されたNPO法人「NGBC」が
2003年から隔年で開催している。自立に向けて努力する障害者が挑戦する。
パン部門は予選を通過した8チームで争う。

ディライトホームは大会に初出場。パンは「いがっぺIBARAKI」と題して、笠間市産の栗、ひたちなか市の干し芋を使用。
外側はざくっとした食感で内側はもっちりとしている。パン生地は2種類を使う。

管理者の横山泰助さんは「街のパン屋と同等レベルの商品を作らないと売れない。日々、研究を重ねている」と話す。
「決勝大会出場の実績をアピールしていきたい。施設利用者のやる気や喜びを引き出したい」と大会出場への狙いを語る。

出場メンバーはパンの成形、生地作り、計量、釜入れなどの役割を分けた。「これまで培った技術を大会に生かしたい」
「大会出場をきっかけにして、ディライトホームのパンがもっと売れるようにしたい」と意気込んでいる。

同ホームは2002年開設され、精神に障害のある人の就労や自立生活を支援する施設。
工房ゆめ気球には36人が従事、パンやお菓子を作っている。
水戸や笠間市役所、社会福祉協議会などで出張販売している。
県庁2階の「福祉ショップまごころ」(午前11時〜午後0時半)でもパンを販売している。

大会出場作品は期間限定で販売する予定。(清水英彦)
http://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=15124729312568