大泉りか『女性のココロとカラダの秘密』

みなさん、セックスはお好きですか?
セックスが嫌いだという人よりも、セックスが好きだっていう人のほうが、当然セックスに対して熱意がありそうなので、セックスをするなら、断然「セックスが好き」だっていう人と、と考えていたのですが、最近気が付いたんです。
「セックスが好き」だっていう人が、必ずしも満足できるセックスをしてくれるとは限らないってことに……。

というのも、セックスの好き嫌いと、セックスにおける許容量はまた別と言いますか、「セックスが好きだけどアナルは舐めたくなし、触れられたくもない」とか「セックスは好きだけど、野外でするのなんて落ち着かないから無理」とか、そういうことをいう人は多い。
もちろんどうしても無理だという行為を、相手に強制するのはよくないことですが、いくら苦手だとしても「キスをしたくない」なんて拒否されると寂しいですし、最低限、「あんまりベロベロしないならいいよ」といったふうな歩み寄りの姿勢は欲しい。

そういうNG項目を持っているのは、概して女性のほうが多いですが、男性でも、もちろんいらっしゃいます。そして最も、残念だと思うのは「クンニはしたくない」という男性です。
比較的乾いている男性器に比べて、女性器からはどんどん体液が溢れてくる上に蒸れやすいので、シャワーを浴びないと確実にある程度はにおいます。それを生理的に受け付けられないのは仕方がないことです。
けれど、クンニをされたほうが多くの女は満足する。今回はなぜクンニをしたほうがいいか、その理由をご説明いたします。

1.なにをしてでも、「気持ちよくさせたい」という本気度が伝わってくる。

オナニーと違ってセックスは、相手がいるものです。なので「自分だけ気持ちよくイケればいい」という考えで挑むのはちょっと失礼ですよね。
もちろん女性側にも、相手を気持ちよくする努力が必要だと思うのですが、それを前提として、やはり相手の男性にも頑張って欲しいし、なんならあらゆる手を尽くしてほしい。
「イカせたい、イクところが見たい」なんて言っているくせに絶対にクンニをしないようだと「クンニしてくれれば早いのに……」とモヤりますし、「クンニして」とリクエストした時にゴニョゴニョとごまかされて挙句スルーされると「無視したよね?」と不信感が生まれてしまいます。

2.不公平感がない。

クンニをしないくせに、フェラチオをリクエストしてくれる男性がたまにいますけど、ちょっとそれって図々しくないですかね。
もちろんフェラチオが好きな女性もたくさんいますが、だからってフェラチオだけさせられては、モヤモヤとする。
そういう不公平感は回を重ねるごとにどんどんと積もっていくものですし、例えば挿入や手マンでいくら頑張ったからって、「クンニなし」という事実をカバーできるものでもありません。

つづく

ソース
http://news.dmm.co.jp/article/997634/