高江や辺野古での抗議活動で防衛局の業務を妨害した罪などに問われている平和運動センターの議長、山城博治被告の裁判で検察側は12月4日、懲役2年6カ月を求刑しました。

この裁判では山城議長ら3人が、辺野古や高江での抗議活動で防衛局の職員を転倒させてけがをさせたりゲート前にブロックを積み上げたりした公務執行妨害などの罪に問われています。

4日の裁判で、検察側は「被告人らの犯行は主義主張を違法な手段で実現しようとしていて、法治国家においては到底正当化できず、強い非難を免れない」としました。

そのうえで山城被告に対して「それぞれの犯行を指揮・主導した首謀者であり、共犯者の中でも一番重い非難が妥当。再犯のおそれも高い」として懲役2年6カ月を求刑しました。

また、共犯の罪などに問われている2人の被告に対してはそれぞれ、懲役1年と2年を求刑しました。

裁判で山城議長は、有刺鉄線を切った器物損壊については認めていますがそれ以外では無罪を主張しています。

次回の裁判は20日に開かれ弁護側が意見を述ることになっています。

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