Record China2017年11月30日 7時50分
http://news.livedoor.com/article/detail/13960808/

2017年11月29日、国賓として訪韓したスリランカのシリセナ大統領を招いて韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が催す夕食会を前に、料理の具体的なメニューが聯合ニュースなどにより報じられた。

韓国への国賓訪問といえば、今月7日のトランプ米大統領が記憶に新しい。この時の歓迎夕食会では、韓国が領有権を主張する竹島(島根)近海で取れた「独島エビ」と呼ばれるエビの料理が品書きに登場し、日韓で大きな話題となった。

韓国のネット上では「大きな意味があるね」「奇抜なアイデアだ」とこのメニューを評価する意見が大勢だったが、今回明らかになったシリセナ氏へのもてなし料理も、ネットで好意的に受け止められているようだ。

韓国の複数の報道によると、韓国大統領府は今回、韓国伝統の料理を基本としながらも、メニュー選びに細心の注意を払ったという。シリセナ氏が敬虔(けいけん)な仏教徒で菜食主義者であるためだ。

料理には肉を使用せず、メニューは韓国南部産アワビのしょうゆ味のソテー、かぼちゃがゆ、済州(チェジュ)産ノドグロを添えたビビンパ、豆腐と豆モヤシのスープなどから成る。

またデザートは、精進料理の大家として知られる僧侶が、松の実や韓国産ののり、きのこなどの素材を生かして作る。さらに、会にはワインも供されるものの、酒を口にしないシリセナ氏に配慮し、乾杯はりんごジュースで行われる。

「肉抜きの国賓晩さん」「スリランカ大統領に配慮」などの表現を見出しに含めメニューの詳細を報じた韓国メディアの記事にはネットユーザーから多数のコメントが寄せられており、「格好いい」「これこそが配慮だね。

くぅ、感動」「さすがこまやかな心遣い」「文大統領のマナーは最高」「これが国というもの」など、大統領府のもてなしを絶賛する声が並ぶ。

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