学校のトイレの進化が進んでいる。
 校舎の改修工事などにあわせてトイレのデザイン性や機能性を高めたり、便器を洋式化したりすることで、「暗い、
汚い、くさい」の3K空間と言われてきたイメージを変え、子どもたちの抵抗感をなくす効果が期待されている。
 白色のタイルが貼られた壁に、日光が奥まで差し込む大きい窓。人が入るとセンサーで自動的に明かりがつく。
 2016年春に新校舎が完成した富山市立五福小学校のトイレは明るくて清潔な印象だ。旧校舎時代は、和式が多くて薄暗く、
掃除もタイル張りの床に水をまいてブラシでこすっていたが、新校舎ではモップなどで床の汚れを拭き取れる「乾式」にした。
 掃除に取り組んでいた6年生(11)は「前は暗くて汚かったから嫌だったけど、今は明るくて普通に行ける。掃除もしやすくなった」とうれしそうに話した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/20171123-OYT1T50059.html