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運転士が眼鏡落とし、列車2時間運行できず JR山陽線

 22日午前5時50分ごろ、広島県大竹市のJR山陽線玖波(くば)駅付近で、札幌貨物ターミナル駅発福岡貨物ターミナル駅行きの下り貨物列車(20両)の運転士から、「線路上に眼鏡を落としてしまった」とJR広島総合司令所に連絡があった。列車から降りてしばらく眼鏡を捜したが見つからず、交代の運転士を要請。到着するまでの間、約2時間にわたって運転を見合わせた。

JR貨物広島支店によると、この貨物列車が玖波駅を通過中、自動列車停止装置(ATS)が作動したため、運転士が運転室の窓から乗り出して後方の安全を確認。その際に誤って眼鏡を落としたという。

 山陽線の岩国(山口県岩国市)―糸崎(広島県三原市)間で上下4本が運休、15本が最大約1時間遅れ、通勤・通学客ら約1万1千人に影響が出た。(高橋健人)