築地市場(東京都中央区)で実施した111カ所の土壌汚染の表層調査で
計30カ所から環境基準を超える5種類の有害物質を検出した問題で都は22日、
ボーリング調査の結果計8カ所で環境基準の最大4・8倍のヒ素を検出したと発表した。
ほかの4種類の有害物質は検出されなかった。

 都の5月に実施した深さ50センチの表層調査では、
環境基準などを超える六価クロム、ヒ素、水銀、フッ素、鉛の5種類の有害物質を検出。
これを受けて9〜11月にボーリング調査を行ったところ、
土壌からは環境基準の最大4・8倍、地下水からは最大1・3倍のヒ素を検出したという。

 豊洲市場(江東区)の土壌汚染を検証している都の専門家会議座長の平田健正・放送大和歌山学習センター所長は、
検出したヒ素について「自然由来あるいは埋め立て材由来である可能性も考えられる」とのコメントを発表した。




築地市場ボーリング調査で環境基準超のヒ素
http://www.sankei.com/politics/news/171122/plt1711220028-n1.html