違法な海賊版サイトに誘導するリーチサイト「はるか夢の址(あと)」が摘発された事件で、大阪府警などの合同捜査本部は22日、
自ら作成した週刊誌の海賊版データを公開したとして、著作権法違反容疑でサイト運営者の成合太彰容疑者(23)ら4人=同法違反罪で起訴=を再逮捕した。
逮捕容疑は7月、週刊文春(7月13日号)の海賊版データを作成して海外サーバーにアップロードし、アドレスを公開して不特定多数に閲覧できるようにした疑い。
府警によると、4人は週刊文春電子版の閲覧を購入者に限定するプログラムを解除し、違法データを作成していた。
はるか夢の址は海賊版をアップした会員に報酬が渡る仕組みを設け、投稿を募っていたが、サイト利用者を増やすため自らも違法データを作成していたとみられる。
人気漫画や雑誌の海賊版公開先にリンクを張り利用者を誘導するリーチサイトは、画像の掲載がないため摘発は難しいとされてきたが、
府警は違法データ作成に密接に関わったとして先月、運営者ら9人を逮捕した。はるか夢の址は約6年前に開設され、月延べ1400万人が閲覧する最大手に急成長した。(2017/11/22-12:45)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017112200690&;g=soc