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【ノーベル賞】不食人間とはオートファジーが超活発なニュータイプか!? 科学ライターが解説!
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0001名無しさん@涙目です。(茨城県) [US]垢版2017/11/20(月) 02:21:52.93ID:f7uQBUNc0●?2BP(2000)

 今年のノーベル医学・生理学賞を授与された東京工業大学の大隅良典栄誉教授(71)。その受賞理由は、飢餓状態に陥った細胞が自らのタンパク質を分解してリサイクルする“自食作用”、すなわち「オートファジー」という仕組みを解明した功績によるものだ。
このオートファジーは、細胞内に侵入した不要な物質や有害物質、病原菌などを分解し、細胞を防御する役割も果たしていることが解明されたというが……。

 前回の記事でトカナ編集部は、世界各地に続々と出現する不食人間たちを紹介し、彼らの体内で活発なオートファジーが起きている可能性について言及した。つまり、飲まず食わずの秘密はオートファジーにあるのではないかと考えたわけだが、
今回はその疑問をサイエンスライターの川口友万氏にぶつけてみた! そして導き出された驚愕の事実とは!?


■サイエンスライターがオートファジーと不食人間の謎に迫る!

――まずは、オートファジーについて簡単な説明をお願いします。

川口友万(以下、川口)  「オートファジーを簡単に言えば、細胞が貯蔵している古いタンパク質を分解し、アミノ酸に変えて生き残る仕組みです」

「日々、細胞は入れ替わっていますが、その全てが新しく食べた物から作り出されるわけではありません。実は、使い古したタンパク質を分解して、次の細胞の材料にしているのです。1日に必要なたんぱく質は70グラムとされていますが、
体の中で細胞の入れ替えに必要なたんぱく質は160〜200グラム。口から摂取するタンパク質だけでは足りないのです。だから、古いタンパク質を分解して新しい細胞の材料にしなければならないのです」

autophagy_2.jpg
画像は「Wikipedia」より引用
「そして、飢餓状態に置かれた細胞でも同様のことが起きます。赤ん坊が生まれた時のことを考えてみて下さい。誕生後、へその緒からの栄養供給はすぐに切断されますね。しかし、生まれてすぐに母親の母乳は出ないため、
赤ん坊は半日〜1日は飲まず食わずです。普通に考えれば飢えてぐったりしそうなものですが、なぜか元気なままです」

「マウスの実験で、オートファジー機能の遺伝子をノックダウンしたマウスは、生まれてすぐに餓死することがわかっています。つまり、生まれたての赤ん坊が母乳を飲まなくても元気なのは、オートファジーのおかげなのです。
そして、このオートファジーがどのように起きるのか、細かいプロセスを明らかにしたのが大隅教授の研究というわけです」

http://tocana.jp/2016/10/post_11196_entry.html
0002名無しさん@涙目です。(茨城県) [US]垢版2017/11/20(月) 02:22:37.04ID:f7uQBUNc0?2BP(1000)

■不食、それはオートファジーの結果か?

――では、不食人間たちの体内では、今回ノーベル賞を受賞したオートファジーが起きているのでしょうか?

川口  「先ほど話した通り、生物は飢餓状態に置かれるとオートファジー機能が働き、細胞の中のタンパク質を分解してアミノ酸に変え、それを材料に代謝を行います」

「飢餓状態が長引けば、やがて筋肉まで分解して生き残ろうとします。でも、さらに行き着く先は? 餓死です。一線を越えて分解したら、あとは死ぬしかない」

「しかし世界には、常識では飢餓で死ぬはずなのに死なない、不食人間(=ブレサリアン)と呼ばれる人たちがいます。彼らは何ひとつ口にしません。しかし、これは普通に考えてあり得ないことです。そもそも、人間はビタミンCを体内で合成できないため、
ビタミンCは食物から摂らないといけません。もしも摂らなかったらどうなるか?」
0003名無しさん@涙目です。(茨城県) [US]垢版2017/11/20(月) 02:23:29.08ID:f7uQBUNc0?2BP(1000)

「人間の皮膚や血管はコラーゲンでできており、そのコラーゲンの合成に必要不可欠なものがビタミンCです。これがなければ、皮膚も血管も猛スピードで朽ち果てていく。その結果、歯や爪がボロボロと抜け落ち、目からは出血、体中の皮膚も剥がれます。
やがて、映画に登場するゾンビのような姿になり、最後は死ぬのです。これこそ、大航海時代に船乗りを苦しめた壊血症であり、レモンを食べると発症しないことがわかるまで、まったくお手上げの病気だったのです。治療薬となるビタミンの発見は、さらに数百年後のことです」

「ところが、ブレサリアンたちは壊血症になりません。人間は体内でビタミンCを合成できないのだから、壊血症になるはずなのに、ならない」

――それは、実に奇妙ですね。

川口  「ブレサリアンが究極のオートファジー、つまり完全なたんぱく質のリサイクルが可能な、いわば特殊生物であり、かつβ3アドレナリン受容体に異常があるために中性脂肪の分解が抑制され、恐ろしく低い代謝エネルギーで生きることができる存在と仮定しましょう。
しかし、それでもビタミンCのように体内で合成できない物質や、脳の活動に必要となるブドウ糖、さらに毎日自然に蒸散する1〜2リットルの水分を補わずに生きていくことができるとは考えられません」

「ブレサリアンたちは、エーテル・太陽・空気などからエネルギーを直接吸収しているのだと主張しています。まるで植物のようです。しかし、植物も水がなければ枯れるし、太陽光を吸収するために巨大な葉を生み出し、それでも生えた場所から移動するエネルギーまでは作り出せない。
根が生えたら、そこから動けないのです。光合成の生み出すエネルギーとは、その程度のものなのです。だから彼らの説明は間違っている。そんなことはエネルギー収支上、起こらない」
0004名無しさん@涙目です。(茨城県) [US]垢版2017/11/20(月) 02:23:47.53ID:f7uQBUNc0?2BP(1000)

■不食人間は“深海人間”!?

――では、彼らの存在は嘘、なのでしょうか?

川口  「考えられないことが現実に起きているのならば、可能性は2つです。トリックか、それとも未知の物理現象か。トリックとするのはあまりに安易なので、仮に未知の現象だとしましょう」

「実は、ブレサリアンのように極度の飢餓状態にあっても命をつなぐことができる生き物がいます。深海生物です。水族館のダイオウグソクムシが6年以上も何も食べずに生きていたとして話題になったことも記憶に新しいですが、
彼らと同様の代謝がブレサリアンに備わっているとしたら、長期にわたる絶食でも生きていられるでしょう」

――それは、まさに深海人間! みたいな感じですかね……。

川口  「今までの生物学は、いわば足し算の研究でした。細胞がいかに増えるのか、そして、いかに生物が増えるのかを調べてきた。オートファジーは反対に、引き算の研究です。いかにエネルギー支出を抑え、
細胞が数を減らしても生き延びることができるかを科学する。この“引き算の生物学”は、未知の分野なのです」

「人間の脳神経細胞(=シナプス)は、成長するにつれて数が増えていくと考えられていました。体が成長し、知識が増えるのだから直観的にそうだろうと思うでしょう。しかし実際は違います。私たちのシナプスは、
生まれた時が2000億個で最大、成長につれて猛スピードで刈り込まれて行く。そして最終的には、およそ半分の1000億個で安定するのです。おたまじゃくしの尻尾がカエルになる時に消滅するのは、細胞が死に、体に吸収されるからです。
人間の胎児の手にある水かきも、同じように吸収されて消える」
0006名無しさん@涙目です。(茨城県) [US]垢版2017/11/20(月) 02:24:31.89ID:f7uQBUNc0?2BP(1000)

「つまり、自死する細胞(=アポトーシス)や細胞が細胞を食べる作用(=オートファジー)が、生物にとって、細胞が増殖したり栄養を摂ったりすることと同じく極めて重要なのだと科学者たちは気がついたのです。だからこその、大隅教授のノーベル賞受賞だというわけです」

――やはり、不食人間の存在自体を頭ごなしに否定することは賢明ではないんですね!

川口  「今後、こうしたメカニズムが解明されていけば、絶食することで体の中で何が起きているのか、より正確にわかるでしょう。私たちは現代の栄養学がいうような栄養を必要とせず、ごくわずかな食糧で生きていけるのかもしれない。
ブレサリアンの能力は誰にでもあり、それを引き出す方法が見つかるかもしれない」

「確実に近づきつつある食糧危機を前に、科学の目が引き算の生物学へと向いたことは、この危機を自分たちの力で乗り越えようとする、私たちの叡知なのでしょうね」


 そう、不食人間たちは、いち早く人類のニュータイプへと進化を遂げた存在かもしれないのだ! 今年、オートファジーの大隅教授がノーベル賞を受賞したことで、ますますオカルトと現実が近づきつつある、そんな印象を抱いた読者も多いのではないだろうか?
(編集部)
0007名無しさん@涙目です。(茸) [JP]垢版2017/11/20(月) 02:29:08.30ID:ZzhnrPin0
セブンでいう怠惰の人か
0008名無しさん@涙目です。(中部地方) [ヌコ]垢版2017/11/20(月) 02:30:02.69ID:RSqYhQaV0
トカナの記事のくせにちょっと面白かった
0009名無しさん@涙目です。(catv?) [JP]垢版2017/11/20(月) 02:35:44.06ID:Hz3wAboi0
まあこの方向性の研究は悪くない
0011名無しさん@涙目です。(茨城県) [US]垢版2017/11/20(月) 02:48:03.16ID:NnYXQMeX0
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0012名無しさん@涙目です。(大阪府) [MX]垢版2017/11/20(月) 02:49:49.66ID:WGWVXpMa0
つまりインドとか中国で長期間不食で生きてる事が実証された例は
大気汚染の濃い地域で汚染された物質や細菌からアミノ酸を作ってたって事か
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