18日夕方、石川県穴水町の穴水湾で、大学のヨット部のヨットが転覆して男子学生2人が海に投げ出され、このうち1人が死亡しました。

18日午後4時すぎ、石川県穴水町の沖合およそ1キロメートルの穴水湾で、金沢工業大学ヨット部のヨット1艇が転覆したと海上保安部に通報がありました。

海上保安部や大学によりますと、この事故でヨットに乗っていた学生2人が海に投げ出され、まもなくヨット部の監視艇に救助されましたが、このうち2年生の川田京祐さん(20)が、運ばれた先の病院でおよそ2時間後に死亡が確認されました。

もう1人の1年生の男子学生にけがはありませんでした。

ヨット部は18日正午ごろから、穴水湾でヨット3艇に2人ずつ乗って練習をしていて、部員全員が救命胴衣を着用していたということです。

当時、穴水町には強風や波浪などの注意報が出ていたということで、海上保安部は強風でヨットが転覆した可能性もあると見て、事故が起きた当時の状況を調べています。

事故を受けて、金沢工業大学は18日夜、石川県野々市市にある大学で会見を開きました。

大澤敏学長は「学生が亡くなったことは大変悲しい気持ちだ。安全に対しては十分取り組んできたが、事故が起きた結果の責任は大学が負わなければいけない」と話していました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171118/k10011228261000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171118/K10011228261_1711182326_1711182334_01_02.jpg