>>27
皆が自分の机の上に笛を出し始めた。さっきまで吹いていたのに今さら隠すのは不自然だ。

幸いにもというか俺の席はクラスの一番後ろだ。先生がそれぞれの笛をチェックする間の時間は稼げる。

俺は笛に書かれた名前を消そうと、親指や消しゴムでこすってみたものの油性マジックで書かれた

それは消えるどころかかすれる気配も無い。

すると前の方で声が上がった。「あ!こいつの笛マジックで塗りつぶしてある!」

そいつは臭くて馬鹿なので嫌われているNだった。確かにNの笛の名前の書かれていた

であろう部分がマジックで塗り潰されている。

問い詰められ泣き出すN。

「すいません。Sさん(俺の好きな子)の笛取りました・・・」

たちまち絶叫がクラスを包んだ。泣き出すS。

「じゃあ、あの笛はあなたのなの?Nくん!」

だが待て。すると俺の持ってるこの笛は誰のだ?

「でも僕のじゃありません。僕ばれないようにSさんの名前書いて戻しておきました。」

「何でそんな事したの!」問い詰める先生。

「Sさんに僕のいろんな所なめてもらいたくて、チン〇とかお尻とかになすりつけておいたんです」

Sと俺は同時に吐いた