岐阜県大垣市郭町の大垣公園で、イベント中に小型無人機「ドローン」が墜落して6人が軽傷を負った事故で、ドローンを飛ばした各務原市の「空創技研プロペラ」
が実際に飛ばした機体とは別の機体で国土交通省に申請し、飛行の許可を受けていたことが13日、関係者への取材で分かった。代表の男性(37)は事故後に
申請ミスに気付いたといい、「申請書を取り違えて提出してしまった」と釈明している。

 イベントには直径85センチ、高さ55センチで機体重量4キロの自作機を使用したが、提出した申請書にはこれまで菓子まきで用いた機体を記載していた。
男性によると、事故後、国交省から指摘があり、申請書を確認したところ、使用した機体の写真を添付する前の書類を誤って提出していたことが判明したという。

 墜落した機体は県内の業者が市販の別のフレームを組み立て、8月に納品したもの。園芸用ポットで作った菓子を入れる箱のふたの開閉部分を改良し、菓子まきに使うのは初めてだった。
男性は「機体について書いた部分のチェックが不十分だった。深く反省している」と話している。

 事故は4日午後に発生。菓子をまいていたドローンが約10メートルの高さから落下し、子ども4人を含む男女6人が軽傷を負った。県警は業務上過失傷害の疑いで調べており、事故原因の分析や申請書の確認を進めている。

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20171114/201711140900_30931.shtml