胸が苦しくなることが1週間ほど続いた後、今年1月19日に症状が急変。
トイレから出ようとしたところ、バリバリバリと張り裂けそうなすさまじい痛みが胸全体を覆ったという。
「学生時代は空手をやっていたので、痛いことには慣れていたつもりだが、こんな凄いのは初めてだった」と振り返った。

痛みは気絶しそうになるほど激しく、それを紛らわせるために「なんだ!クソ!コノヤロー!」などと大声で絶叫しながら119番に電話。
すぐに東京医療センターに搬送された。
すぐに集中治療室で検査を受け、心臓のすぐ左にある大動脈が約60センチも破れている大動脈解離と判明。
それに伴う心房細動も発症していた。同21日に、左腕と右太腿の付け根にある動脈を緊急手術した。

親族には「左腕を付け根から切らないといけないかも」と病院側から説明があったというが、手術は無事成功した。
入院生活は23日間に及び「さすがに気がおかしくなりそうでした」と話した。

大動脈解離は、病院に着く前に20%以上が亡くなると言われる難病
。「ほとんどの人があまりの痛みに気を失っちゃうんですって。
お医者さんにも言われたんですけど、痛みに耐える体力が助かった要因みたい。
ほんと、両親に感謝です」と語った。

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