松本人志、テレビのバラエティで「とんがったものを作るのは不可能に近い」

 お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(54)が5日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演。
テレビのバラエティー番組をとりまく厳しさと、その先行きについて語った。

 「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」と長年続いた同局系の
バラエティー番組が終了するという報道を受け、松本は「最近『テレビ離れが』っていわれますけど、
逆に言うと作り手側もテレビ離れの意識が、少し目覚めだすよね」と指摘した。

 松本は「テレビでちょっと攻める企画は、今ほぼできない」とし、その要因として「お金もかかるし、
時間もかかるし、体力もいるし」という問題や、「すごくコアなファンは『面白かったです』っていうてくれんねんけど、
たいていそういうっときって視聴率が悪いんですよ。コアすぎて」とテレビ局の命題でもある視聴率を
上げなければいけない点を挙げた。

 さらに「クレームのリスクも高いでしょ。これだけの条件がありながら、とんがったものを作るっていうのは、
ほぼ不可能に近いよ」と製作者としての苦悩を吐露。「僕は(テレビも、それ以外の媒体も)どっちもやって
いきたいと思うんですが、テレビでバラエティーっていうのは、今後どんどん難しくなるっていうのは、
ほぼ間違いないでしょうね」と見通しを語った。

http://www.sanspo.com/geino/news/20171105/geo17110516340027-n1.html