2017年11月4日、環球網は「中印に次ぐ速度で経済成長しているこの国を見くびってはいけない」として、韓国に警戒感を示す記事を掲載した。

記事は「国土や政治的な影響力は小さいが、人口は5000万人を超えている。そして2016年のGDPはロシアを上回る世界11位であり、
工業生産高は世界で8番目だ。また、10?16年の7年間における平均経済成長率は3.48%で、GDP上位15カ国中中国とインドに次いで
高い成長を記録している。1人あたりGDPも日本に迫りつつある」と紹介した。

そのうえで、韓国が高い成長率を維持している理由として「急成長する中国経済の恩恵をあずかったこと」「サムスンや現代などの財閥の力が、
ディスプレイパネル、スマートフォン、テレビ、半導体、製鐵、自動車、建機、石油化学、造船といった重要産業分野に注がれていること」
「GDPに占める研究開発費の割合が世界最高レベルにあるなど、研究開発に力を入れていること」の3点を挙げている。

さらに、「韓国の実力や粘り強さは中国人の一般的な認識を超えている。昨今、製造業において中国企業との激しい戦いにさらされるなか、
去年から今年にかけて高高度防衛ミサイル(THAAD)によって韓国経済は大きな打撃を受けたはずだが、それでも今年第1四半期のGDP
成長率は2.9%と先進国中1、2を争う高い水準を記録した」と指摘した。

記事は「もし韓国が日本ほどの人口ならば、経済規模は米中日に次ぐ4番手となり、各産業分野における競争で中国にプレッシャーを与える
存在になっただろう。しかし現実では、あと数年もすれば浙江省1省だけで韓国と張り合うことができるようになる。面積と人口が韓国と
ほぼ同じ浙江省の昨年のGDPは韓国の48.5%だったが、韓国をはるかに上回る7.5%というペースで成長している」と論じている。(翻訳・編集/川尻)
http://www.recordchina.co.jp/b212166-s0-c20.html