この“AI教師”は既に国内の中学校で最も多く出題された計約5億問のデータを蓄積しており、
文字通り、人民の人生がかかった高校入試である全国普通高等学校招生入学考試「高考(ガオカオ)」でも
高得点を挙げ続けているといいます。

具体的には、専用のアプリをタブレット端末にダウンロード。このアプリを介し、生徒に対して設問や宿題が出されます。

 生徒たちは回答をノートなどに手書きしますが、このシステムは手書きの文字をデータとして認識。
この答えを“AI教師”がリアルタイムで採点。同時に、例えば数学だと、どこで答えを間違えたかや、
その間違いがどこでどう発生したかについてまで細かに分析。生徒がどこから勉強し直せばよいかまで
示唆(しさ)してくれるというのです。

さらにこの“AI教師”は生徒1人1人だけでなく、クラス全体の習熟パターンを分析し、クラスとしての
問題点をあぶり出すこともできるのです。まさに家庭教師ではなく、リアルな学校の先生なわけですね。