どう責任取るのか?比例順位巡る不満の声も

 衆議院選挙で振るわなかった希望の党は現在、小池代表と当選した議員らが両院議員懇談会を開いている。

 小池代表は進退についてはっきりとは明言せずに、今後は都政に専念し、人事など党運営を国会議員に委ねる考えを表明した。

 小池代表「党を立ち上げた責任を感じながら、一方で都知事という事実もございます。
私は都知事として都政にまい進をしてまいりたいと考えていますので、国政は国会議員の皆さま方にしっかりゆだねていきたい」

 また、小池代表は民進党から合流を希望する議員の一部を「排除する」とした自らの発言について
「政党は理念、政策が一致しなければいけないという点を強調したところ、
言葉が歩いてしまった責任をしっかりと刻んでおきたい」と反省の弁を述べた。

 さらに選挙の結果について「党の代表として良い結果をもたらすことができなかった責任を負わなければならない」と陳謝した。

 両院議員懇談会の詳細は明らかになっていないが議員からは小池代表の辞任を要求する意見が出たという。

 また比例代表名簿の順位を巡る不満の声も出ているほか、小池代表にどう責任を取るのかとただす議員もいるという。
ただ小池代表はこれには答えずただメモをとっているという。

 厳しい選挙結果を招いた小池代表に対して不満が渦巻いているのは間違いない。
離党しても簡単に民進党に戻るわけにも立憲民主党に合流する訳にもいかず行き場がないのが現実。

 こうした中、「曲がりなりにも希望の党として選挙の洗礼を受けたのだからまとまっていくしかない」との意見も出てきている。
来月1日に予定される首相指名選挙で誰の名前を書くのかなど決めなければいけないことは山ほどあるが、
選挙の傷も生々しい中で希望の党が落ち着くにはまだ時間が掛かりそうだ。

http://www.news24.jp/articles/2017/10/25/04376162.html