NHKの2016年度決算によると、売上高に当たる事業収入は7073億円に上る。初めて7000億円を超え、
青森県の歳入(7046億円)と並ぶ規模となった。

 収入の95%を占める受信料は、3年連続で過去最高を更新し6769億円。民放キー局でトップのフジ・メディア・
ホールディングスの連結売上高6539億円を上回る。
 NHKでは04年以降、元チーフプロデューサーらによる番組制作費詐取などの不祥事が相次いで発覚し、
受信料の不払いが急増。一時は約128万件に達し、04年度の受信料収入は1950年の設立以降で初の
減収となった。
 これを受け、NHKは「公平負担の徹底」を掲げ、06年から裁判所を通じた督促を開始。09年には未契約者に
対する民事訴訟に踏み切った。こうした対策の結果、05年度に70%を割り込んだ受信料の支払率は、
16年度末で79%まで回復した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017102500831&;g=soc