ラッカ奪還「イスラム国」崩壊も…混沌続く

 過激派組織「イスラム国」が首都と位置づけ支配してきたシリア北部のラッカが17日、事実上、奪還された。国家を目指した「イス
ラム国」の崩壊を意味する。

 ラッカで「イスラム国」と戦闘を続けていたクルド人が主体の民兵組織「シリア民主軍」の報道官は17日、「ラッカでの軍事作戦は
終了し、制圧した」と述べて、事実上、奪還したことを明らかにした。

 「イスラム国」は一時、シリアとイラクの広い地域を支配したが、首都と位置づけるラッカが陥落したことは「イスラム国」の崩壊を
意味する。

 ただ、シリア国内の内戦は続いている上に、イラクとシリアにあわせて6500人の「イスラム国」戦闘員が残っているとみられ、混
沌(こんとん)とした状況は続く。
 http://www.news24.jp/articles/2017/10/18/10375337.html