イギリスで16日に営業運転を始めた日立製作所が製造した高速鉄道で、水漏れや電車の遅延などのトラブルが相次ぎ、日立は乗客に謝罪しました。

 日立が製造した高速鉄道の車両は16日、ロンドンとイギリス南西部を結ぶ路線で営業運転が始まりました。最高時速は200キロで日本の新幹線の技術が導入されていますが、
イギリス南西部の駅を出発した始発電車で、天井の空調機器から水が漏れて座席がずぶ濡れになるトラブルが起きました。さらに電車も遅れ、およそ40分遅れでロンドンの駅に到着、
公共放送BBCは「新しい電車の出発に暗雲を投げかけた」と伝えました。

 トラブルが起きた電車には、イギリスの運輸相も乗車していたということで、日立レールヨーロッパの社長はツイッターで乗客に謝罪しました。

 イギリスで運行を始めた日立の高速鉄道をめぐっては、神戸製鋼所がデータを改ざんしたアルミ材が使われていることが先週明らかになりましたが、日立は「車内で検査をしており、
安全性に問題はない」としています。(17日19:49)https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20171018-00000010-jnn-int