【ベルリン時事】ドイツ北部ニーダーザクセン州で15日、州議会選挙の投票が行われ、
独メディアが報じた予測得票率によると、メルケル首相のキリスト教民主同盟がライバルの
社会民主党の得票率を下回って第2党となり、敗北した。

 首相の与党は9月の連邦議会(下院)選挙で第1党の座を守ったものの、得票率を大幅に
落としており、州議選でも厳しい結果を突き付けられた。連邦レベルではこれから次期政権樹立に
向けた連立交渉が始まるが、首相は強気の姿勢を取りづらい情勢だ。

 一方、下院選で一気に第3党となった「反難民」の新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)は
同州議選でも議席を得た。AfDはドイツ16州中14州議会に進出することになる。(2017/10/16-06:25)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017101600151&;g=int