韓国のキョンサン南道の大学生が、山口の魅力を見つけて帰国後にPRしようと、14日に山口市を訪れ、大内塗を体験しました。
山口県は、韓国のキョンサン南道と姉妹提携を結んで、ことしで30年になるのを記念して、互いの魅力を見つけてPRし観光客を増やそうと、大学生を派遣しあう取り組みを行
っています。
先月、県立大学の学生が韓国を訪問したのに続いて、今月はキョンサン南道の大学生4人と関係者が12日に来日し、下関市の角島や萩市などを視察したり、県立大学で交流会に
参加したりしました。
14日、山口市で伝統工芸の大内塗を体験し、はじめに伝統工芸士の冨田潤二さんがおよそ600年前の大内氏の時代から伝わるとされる大内塗の歴史などを説明しました。
このあと、学生たちは大内塗の箸作りに挑戦し、伝統の技法で漆を塗ったあと極薄の金ぱくを慎重にはり完成させていました。
キョンサン南道の学生は「箸に金ぱくをはるのが珍しく、興味深かった」と話していました。
学生たちは15日も県内を回り、16日に帰国することになっていて、学生のアイデアを参考にそれぞれの国の旅行会社がツアーを企画し販売する予定だということです。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4064595441.html