今治市と加計学園が獣医学部新設のため動いてきた12年間のあいだ、
安倍と加計はゴルフ、会食、バーベキューを繰り返してきた。
また、安倍は加計学園グループの千葉科学大学の開学10周年記念式典に出席するためにわざわざ銚子まで駆け付け、祝辞を述べている。
2009年総選挙では、加計学園が安倍の選挙に動員すべく職員に出張命令まで出していた。
 千葉科学大には、萩生田、木曽など「安倍人脈」が大量に流れ込んでいる。
同大元教員は「文藝春秋」(2017年8月号)の取材に対し、同大の危機管理学部は〈安倍の発案で設置された〉と証言。
この元教員自体が「安倍さんから、『教授として名前だけ貸してくれないか』と頼まれました」とも述べている。
たんなる友だちという域を超えて、安倍は加計の学校運営に関与し、加計も安倍の政治活動をバックアップしてきた。
深い関係でいながら「獣医学部新設の話は知らなかった」は無理がある。
ずっと安倍は問われているのに、「誰ひとり私の指示を受けたとは言っていない」しか言わない。
これが「丁寧な説明」か?
 森友・加計問題について安倍があまりに同じことを繰り返すばかりに、ウンザリしている人も多い。
この疑惑は、安倍の肥大化した権力を裏付ける重要な問題だ。
「妻が騙された」のではない。
今、この姑息な男が、わたしたちを選挙戦において「騙そう」としているのである。