自民堅調、希望伸びず立憲勢い 朝日新聞情勢調査の概況
 22日投開票の衆院選について、朝日新聞社は10、11の両日、4万人以上の有権者
を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて選挙戦序盤の情勢を探った。現
時点では、(1)自民党は単独過半数(233議席)を大きく上回りそうで、小選挙区・比
例区とも堅調(2)希望の党は伸びておらず、代表の小池百合子都知事のおひざ元の東京で
も苦戦(3)立憲民主党は公示前勢力(15議席)の倍増もうかがう勢い――などの情勢に
なっていることが分かった。
 調査は10〜13日の日程で実施。10、11両日は、全289小選挙区の中から、全
国の「縮図」となるよう選んだ約半数の小選挙区の有権者を対象とし、11日時点での概
況を読み取った。調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区で4割以上、比
例区でも4割近くおり、今後、情勢が大きく変わる可能性もある。
 自民は現時点で、公示前勢力(284議席)を下回る可能性はあるものの、小選挙区で
は200議席を超え、全体で単独過半数を上回る可能性がある。安倍晋三首相の側近でも
ある萩生田光一・党幹事長代行(東京24区)は立憲、希望、共産の各候補をリード。比
例区も堅調で、前回2014年衆院選で獲得した68議席の確保をうかがう。公明は公示
前勢力(34議席)を確保できるかどうか。太田昭宏元国土交通相(東京12区)は共産
の候補と激戦を繰り広げている。
(以下略)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171011-00000074-asahi-pol