大手がこぞって無人化・機械化を急ぐ背景にあるのが、そうです、深刻化する人手不足です。
建設業で働く人はおよそ20年前の平成9年の685万人をピークに減少が続き、平成28年は495万人に減っています。
27%の減少です。
さらに建設業界では、作業員の高齢化がほかの業種よりもはるかに早く進んでいます。

「建設業で働く若者が減ってきている。どこかで打破しないと大変なことになる」

長らく「きつい」「汚い」「危険」の”3K職場”の代表と言われてきた建設業は変わらなければと、
多くの業界幹部が危機感を強めています。

・いつまで続く週休1日
機械化に加えて、建設業界が、ようやく重い腰をあげようとしているのが、働き方改革。
建設業界は、ほかの業種と比べて相当に遅れた業界でした。

それを象徴するのが休日の日数。国土交通省の調査では、建設現場の33%は「4週4休」。
実に3分の1の現場が今も週休1日なのです。次いで多いのが「4週5休」という現場で24%。
「4週8休」つまり、週休2日の現場は、わずか7%です。

工事を発注する側も、請け負う建設会社側も、工期をできるだけ短くしようと土曜日はふつうに働く、
というのが今も業界の慣習です。


http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2017_1010.html