公約は政治の方向性であって「工程表」じゃない!

猛批判があるにせよ、小池百合子さんと前原誠司さんのとんでもない政治行動で、日本の政治グループが分かりやすく整理された。
〔自民党・公明党〕、〔希望の党・維新の会〕、〔共産党・立憲民主党〕という3グループに。

そして各党の公約も出そろい、テレビ討論や新聞での党首の主張も盛んになってきた。
それに合わせて政治評論家、学者、メディアなどの自称インテリも、各党の公約を吟味して、あーでもない、こーでもない、と意見している。

でもね、いつものこのパターンは、もう終わりにしないといけない。選挙で各党の公約を細かく比較しても意味がないんだよね。
特に大きな新党が突貫的に設立された今回の選挙では各党の公約を吟味しても全く意味がない。
えっ? 選挙ではちゃんと公約を検証してから投票しましょう! って皆言ってるじゃない! だって? 
それは、そう言えば誰もが反対しない模範解答だから。

現実は各党の公約なんか比較しても全く意味がないし、こんなことをやり続けるから日本の政治はよくならないんだよね。
こんなことを言うと自称インテリ連中から批判を受けるから、分かっていても正直に言う者が少ないだけなんだ。

まず公約はほとんどが守られない。というか守ることができない。ここはしっかりと押さえなければならない。



橋下徹「公約なんかで政党を選ぶな!」
http://president.jp/articles/-/23323