仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」の上昇が続き、10月8日から9日にかけて主要な取引所で1ビットコインが50万円台を超え、さらに伸び続けている。
9月は中国政府による仮想通貨規制によって大幅に下降したが、その影響をはねのけつつある。

ビットコインをはじめとする仮想通貨は高い伸びが続き、困難にぶつかって一時大きく落ち込んでも、長期の視点では好調を維持するとの期待から、つど投資家による購入があり、再び上昇に転じてきた。
最近も8月の通貨分裂の危機、9月の中国政府による規制など、悪材料には事欠かなかったにもかかわらず、着実に価格は増大している。

特に中国政府による規制は、ビットコインをはじめとする仮想通貨の取引所の全面閉鎖、新規公開による資金調達(ICO)の禁止など多岐にわたった。
もともと仮想通貨は政府や中央銀行ではなく、一般の企業や個人がコンピューターの計算によって自由に発行(発掘)する仕組みで、国家などの意向に束縛を受けにくいとの評価がある。
ただ発掘を手掛ける業者の多くが中国に集まっていたために、規制による影響は甚大と見られたが、世界の投機熱はそれに打ち勝った。

ほかにも米国ウォール街の大手金融機関トップによる懐疑論や、韓国政府によるICO禁止など、先行きを怪しくする情報はあったが、目下のところビットコインをはじめとする仮想通貨の勢いを止めるにはいたっていない。

まるで不死鳥、ビットコインは50万円超えさらに成長―中国政府の影響はねのける
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