小池百合子氏の衆院選不出馬が確定的 希望の党総決起大会で触れず

希望の党は9日、東京都内で衆院選(10日公示−22日投開票)の総決起大会を開いた。
小池百合子代表(東京都知事)はあいさつで自身の衆院選出馬の有無に触れず、
野党最大勢力の党首が首相指名候補とならない異例の構図が確定的となった。

小池氏はあいさつで「1強政治にNO。学校法人『加計学園』『森友学園』疑惑についても『知らない』『資料がない』『分からない』
という体質を改めるよう呼びかけよう」と安倍晋三政権への批判を展開した。自身の出馬や、党として首相指名候補を誰にするのかは触れなかった。

小池氏が衆院選に出馬しないことについて、側近の若狭勝前衆院議員は大会後、
記者団に「自民党も首相が次から次に代わるが、そのたびに総選挙をしているわけではない」と強調した。
不透明な首相指名候補に批判が集まっていることに関しては「自民党がわれわれに仕掛けている戦略ではないか」と述べた。

希望の党は大会で38人の比例単独候補の名簿も公表した。同日夜に最終的な調整を加えて正式発表する。
比例近畿から出馬する樽床伸二元総務相が党選対事務局長に就くことも発表した。


http://www.sankeibiz.jp/images/news/171009/mca1710091736010-f1.jpg
http://www.sankei.com/politics/news/171009/plt1710090038-n1.html