宮崎県の九州自動車道で、4日、高速バスが誤って通り過ぎたインターチェンジに戻ろうとおよそ70メートルにわたってバックで逆走していたことがわかりました。
運転手は「停留所に止まるのを失念し慌ててやってしまった」と話しているということです。

高速道路を逆走したのは熊本市に本社がある「産交バス」の高速バスです。

会社によりますと、4日午前10時半すぎ、宮崎駅から熊本県の新八代駅に向かって宮崎県えびの市の九州自動車道の上り線を走行中、停留所に向かうため降りる予定だった、えびのインターチェンジの出口を誤って通り過ぎました。

ミスに気づいた運転手はバスを本線上に止めたあと、高速道路を70メートルほどバックで逆走し、インターチェンジを降りたということです。
バスには運転手のほか乗客7人が乗っていて、逆走しているときには隣の車線を走っていた車3台とすれ違ったということです。

終点に着いたあと、乗客の1人が営業所に通報したということで、会社によりますと運転手は「停留所に止まることを失念し慌ててやってしまった。危険な運転をしてしまった」と話しているということです。

産交バスは「重大な法令違反でお客様を危険にさらし多大なご迷惑をおかけして申し訳ありません。再発防止のため指導教育を徹底します」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171005/k10011169191000.html
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