ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の家庭用ゲーム機プレイステーション(PS)4の販売台数が、2017年度中に
累計7800万台に達する見通しであることが3日分かった。ソニーは好調なPS4が牽引(けんいん)するインターネット配信事業を
収益の柱の一つにしたい考えで、SIEの経営陣を刷新し成長加速を図る。

SIEの社長を務めていたアンドリュー・ハウス氏(52)が共同通信のインタビューで明らかにした。同氏は3日付で会長に就任。
PS4の販売ペースは歴代最も売れたゲーム機であるPS2を上回っている。17年度中にはPS2の累計出荷台数1億5500万台の半数に到達する見込みだ。

SIEが手掛けるPSのネットワークを通じたゲームや映像の配信事業は、17年4〜6月期の売上高は前年同期比で約35%増えている。
ハウス氏は配信事業が「17年度下半期も最も期待できるビジネスだ」と述べ、成長をリードすると見通した。新作ゲームをダウンロードで
購入する人が増えており、売り上げ拡大につながっているという。

ハウス氏は「ネットワークが使えることで、PS4はゲーム機というよりも総合エンターテインメント機になっている」とも話し、
任天堂が7月に発売し人気を集めている「ニンテンドースイッチ」とはすみ分けができていると指摘した。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/171004/bsb1710040606003-n1.htm