「日本の進歩陣営の失敗で安倍政権が『右向け右に疾走』韓国がブレーキかけなければ…」

・東京経済大学教授 徐京植
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今年末で執権5年を迎える安倍晋三政権の「右向け右疾走」は、現在、もう無感覚になるほど馴染んだニュースになってしまった。
「第2の敗戦」と呼ばれた東日本大震災と福島原発事故で日本社会が漂流していた2012年末、
「日本を取り戻す」というスローガンの中で登場した安倍は、経済を安定させた一方で、「戦争可能な普通の国」づくりを推進してきた。
武器輸出3原則の廃棄、集団的自衛権の法制化、「共謀罪」法案の制定などが続々となされ、
「戦後平和主義体制」は、形を認識することができないほどになった。


「在日朝鮮人」である東京経済大教授の徐京植(66)は、日本の残り少ない「荒野の声」の一つである。
彼が最近、韓国で出版した「再び日本を考える」で、「リベラル」と呼ばれている日本の進歩陣営の責任を厳しく追求した。
徐京植は、平和主義を標榜しつつも、天皇制と米日安保条約を容認し、
東アジアの平和を取り上げつつも、植民地の責任問題に対する認識が悪いリベラルの「二律背反」あるいは「曖昧さ」が右翼の台頭を防ぐことに失敗した原因だと診断している。
去る10日、ソウル市内のホテルで訪韓中の徐京植に会った。
彼は「安倍政権5年の日本は、全体主義、ファシズム化が急速に進んできた期間」とし「このような流れを放置すると、
東アジアで武力紛争のような破局がもたらされる可能性もある」とした。
日本国内の進歩陣営に期待するのは難しいとして、「日本を牽制して更生させる主体は周辺国であり、
特に韓国が批判してブレーキをかけなければならない」と述べた。
今の日本を「ファシズム化」と見る彼の診断には疑問の余地があるが、日本国内の少数派として生きてきた徐京植の感覚は、
坑内で有毒ガスを知らせる「鉱山のカナリア」のように鋭敏で鋭かった。



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