民進「全員を」、希望「政策で」…候補調整難航

 「10月10日公示・22日投開票」の日程で行われる衆院選に向け、希望の党の小池代表(東京都知事)側近の若狭勝前衆院議員と、
希望への合流を決めた民進党の玄葉光一郎総合選対本部長代行は30日午前、国会内で候補者調整の詰めの協議を行った。

 民進が立候補予定者全員の公認を求めているのに対し、希望は政策や政治理念を踏まえて公認の可否を判断する方針で、調整は難航している。

 若狭、玄葉両氏は、民進が提出した約230人全員の立候補予定者を記載した「入党希望者リスト」を基に協議した。
希望は、憲法改正や消費増税凍結などへの賛同を求め、入党希望者にはこれらの条件を明記した「協定書」への署名を求める。

 ただ、これまでの調整で結論は出ず、希望は当初30日に予定していた第1次公認の発表を2日以降に先送りする。

http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/news1/20170930-OYT1T50042.html

連合会長「希望への合流、民進全員が望ましい」

 民進党の前原誠司代表は30日、党本部で連合の神津里季生会長と対応を協議。神津氏は記者団に、
希望の党側が民進党からの合流希望者を選別する姿勢を見せていることについて「状況が全然わからない。できるだけ皆が行くことが望ましい」と語った。

https://mainichi.jp/senkyo/articles/20170930/k00/00e/040/320000c

希望・若狭氏、過半数擁立にこだわらず

 新党「希望の党」の若狭勝前衆院議員は30日午前、読売テレビ番組で「今後具体的な公約を掲げていけば、なお一層支持してくれる国民が多くなるのではないか」と訴えた。
民進党との合流をめぐり、選挙資金目当てとの見方を否定した。

 若狭氏は衆院選での2次公認を来週半ばに出す方針を示した。
候補者の擁立については「政権交代のための数をそろえないといけないとなると、基本的な考え方がかなり違う人でも公認候補で入ってしまいがちだ」と指摘。
「政策や考え方が一致する人たちかどうかを見極める」と述べ、過半数(233)の擁立にこだわらない考えも示した。

https://www.nikkei.com/article/DGXLNS0040002_Q7A930C1000000/