おととし5月、枕崎市の小学3年生の女子児童が川の河口付近で遺体で見つかった事故を巡り、
側溝にふたを設置していなかったため、転落し死亡したとして、遺族が枕崎市を相手取り、
損害賠償を求めている裁判の1回目の口頭弁論が開かれ、枕崎市は訴えの棄却を求め、全面的に争う構えを示した。
訴えを起こしているのは枕崎小学校3年の女子児童(当時8)の遺族だ。
この事故はおととし5月、女子児童が大雨の中、市道を通って下校中に、行方が分からなくなり、翌日、川の河口付近で遺体で見つかったもの。死因は水死だった。
訴えによると、遺族は「豪雨の影響で大量の水が流れている側溝に、ふたで覆われていない箇所から転落し、流された。
側溝にふたを設置していなかった枕崎市に過失があった」として、枕崎市に対し、総額約7000万円の損害賠償を求めている。
鹿児島地裁で27日、1回目の口頭弁論が開かれ、枕崎市側は「側溝に落ちたかどうかはわかっておらず、溢れるほどの雨も降っていなかった。
ふたが設置されていないことは過失にはあたらない」として訴えの棄却を求め、全面的に争う構えを示した。次の裁判は11月9日に開かれる。

女児死亡事故裁判 枕崎市全面的に争う構え
(鹿児島県)
http://www.news24.jp/nnn/news8729706.html