「思春期の子をやる気にさせる…」“やる気スイッチマン”の正体は、少女趣味への“やる気スイッチ”を常にオンにしていたトンデモナイ男だった。
 「思春期専門カウンセラー」「やる気スイッチマン」などと自称し、親子関係に悩む家族などへのアドバイスで著名だった男が、女子中学生を買春した疑いで逮捕された。

 9月14日までに警視庁に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(買春)の疑いで逮捕されたのは、埼玉県志木市に住む大塚隆司容疑者(48)。今年7月23日昼頃、都内に住む中学2年生の少女(13)に、現金を渡す約束で荒川区内のホテルへ誘い出し、わいせつ行為を働いた疑いだ。
 「その少女が18歳未満と知っていた上、その買春額が4000円という安さ。しかも、何だかんだ理由をつけてそれを支払わず踏み倒そうとしていた。2人はツイッターで知り合ったということですが、警視庁のサイバーパトロールに引っ掛かり御用となったのです」(夕刊紙記者)

 逮捕後、「女子中高生に興味があり、援助交際がしたかった」などと容疑を認めているという大塚容疑者。自身のSNSによれば、大阪教育大学教育学部を卒業後、食品メーカーとIT関連機器会社で営業職に就き、30代で学習塾の講師、予備校の校長まで務めたという。
 「40代に予備校を独立した後、今の“思春期専門カウンセラー”を語り、講演会まで開いていた。子供との関係に悩む親や教育関係者に対し、“子供の不登校・引きこもりを自宅で解決!”などと謳って、参加者を募っていたのです」(同)

 これが評判となり、ラジオやテレビ番組にも出演。『思春期の子とのコミュニケーションに悩んだら読む本』などといった教育本も10冊近く出している。
 「カウンセラー講座を受けるには、入学金1万円を支払い、月謝は60分週1回で28000円と、なかなかの高額でしたが、それでも評判が上がるにつれ受講者も増えていったようです。
“昼夜逆転でゲームやパソコンばかりをやっている子供に対し、腫れ物に触るように子供に接している親。そんな冷え切った親子関係に解決の糸口を見つけたい”と言い、至ってまともなアドバイザーでした。彼は家庭を持つ身でもある。本来は援助交際などやめさせる立場なのに、とんでもないことをしてしまった」(大塚容疑者を知る塾関係者)

 職業が先か、ロリコン趣味が先だったのか。“ニワトリ 卵”的犯罪だ。警察では現在、調べを進めている。

http://wjn.jp/sp/article/detail/1728876/