【ソウル時事】韓国外務省報道官は26日の記者会見で、中部・天安の国立墓地「望郷の丘」に
旧日本軍従軍慰安婦の追悼碑を建てる計画について、「慰安婦問題を歴史の教訓としていく取り
組みは、(日韓両政府間の)慰安婦合意とは関係なく続けていくというのがわが政府の立場だ」と述べた。

 
菅義偉官房長官は26日、「最終的で不可逆的な解決を確認した日韓合意の精神に反する」として、韓国側に
懸念を伝えたことを明らかにしていた。これに対し、韓国外務省報道官は「合意に反するとみることはできない
という立場を日本側に伝達した」と説明した。

5月に発足した文在寅政権は、慰安婦など歴史問題に積極的に取り組む立場で、追悼碑設置のほか、記念日
の指定、研究所や歴史館の設立も検討し、慰安婦合意の形骸化が懸念されている。 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092600926&;g=pol