日本生産性本部の「レジャー白書2017」によると、コースで年1回以上プレーしたことのある16年の参加人口は550万人で前の年よりも28%減り、
ゴルフ離れに歯止めがかかっていない。ピークだった1990年代初めと比べると、3分の1近くの規模にまで縮小した。

調査は全国の15〜79歳の男女3328人を対象にインターネットで1月に実施した。

ゴルフの参加人口は1947〜49年生まれの団塊世代が支える形でバブル期を中心に伸びたが、若者の参加率が低く、
大幅な減少傾向を抜け出せずにいる。年代別の構成比を男性で見ると、70代が最大の25%でこれに60代の20.3%が続く。
10代は0.5%、20代は3.3%にとどまり、参加者の高齢化が顕著だ。

2020年には団塊世代が70歳代になる。高齢者の足がゴルフ場から遠のき始める前に、若者や女性の参加人口をどう増やしていけるか。
ゴルフ界の底力が試される。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2138341021092017L60000/