2代目鍋太郎お疲れさま…山形・芋煮会
25年間、延べ80万食支え

 直径6メートルの大鍋で県の郷土料理・芋煮を提供する秋の風物詩、「日本一の芋煮会フェスティバル」が17日、山形市の
馬見ヶ崎川の河川敷で開催され、約3万食が提供された。

 フェスティバルは1989年に始まり、今年で29回目。芋煮には、サトイモ約3トン、牛肉約1・2トン、コンニャク約3500枚など
県産食品がふんだんに使われた。名物の芋煮を味わおうと、県外からの参加者も多かった。
家族で訪れた横浜市金沢区、小学1年生(6)は「里芋が甘くておいしい」と笑顔で話した。

 大鍋は「2代目鍋太郎」として多くの県民に親しまれ、92年の使用開始から延べ80万食を提供した。
ただ、近年は老朽化による傷みも目立ち、今年で引退が決まっている。フェスティバル後には、引退セレモニーも開催された。

 フェスティバルの高橋竜彦実行委員長(41)は「25年間、芋煮会を支えてくれた2代目鍋太郎に『お疲れさま』と言いたい」と話していた。

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