【ニューヨーク時事】韓国の文在寅大統領は21日午前(日本時間同日夜)、国連総会で一般討論演説を行い、「戦争勃発の防止と平和の維持にあらゆる努力を傾けなければならない」と強調した。

 その上で、過度の緊張激化や、偶発的な軍事衝突を防ぐため核問題を「安定した」方法で解決するよう訴えた。

 文氏は「北朝鮮の崩壊は望んでいない。併合や人為的手段による統一も模索しない」と強調。北朝鮮に対し、「自らの孤立化や崩壊を招く無責任な選択を即時にやめ、
対話の道を選ばなければならない」と述べ、核計画の放棄を要求した。

 一方、北朝鮮が核計画を放棄するまでは「強力かつ厳格な対応」が必要だと述べ、制裁決議を履行するよう全国連加盟国に要請。さらなる挑発行為には新たな措置を検討するよう訴えた。 
【関連記事】https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170922-00000000-jij-n_ame