4野党、安保法廃止訴え=前原氏「憲法違反の疑い」
 民進、共産、自由、社民の4野党は、成立から2年が経過した安全保障関連法の廃止を
求める立場で一致しており、来月の衆院選でも廃止を訴えていく方針だ。
 民進党の前原誠司代表は、安保法が集団的自衛権行使を容認していることを問題視。
18日には記者団に「中身の一部に憲法違反の疑いがある」と指摘し、安保法をいったん
廃止して法整備をやり直す考えを示した。
 共産党の志位和夫委員長は19日夜、国会前で開かれた安保法反対の集会に参加。
「(米国と北朝鮮の)軍事衝突になれば米国の戦争に自動的に参加することになる」と
懸念を示した。
 ただ、民進党が日米同盟を重視するのに対し、共産党は日米安保条約破棄を主張して
きた経緯があり、安保政策に隔たりがある。志位氏は「安倍政権を倒すためには共闘が
必要」と呼び掛けるが、前原氏は「理念・政策の一致が前提」として共闘見直しを唱えて
おり、衆院選での候補者一本化は見通せない状況だ。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170919-00000097-jij-pol