今年の流行語大賞の有力候補に間違いなく挙げられるであろう言葉のひとつに、「インスタ映え」がある。
これはSNSの写真投稿サイト「Instagram」(インスタグラム)に投稿するのに適した写真を指す言葉で、流行や旬を取り入れた
おしゃれで華やかな“フォトジェニック”な写真のこと。そして、フォロワーたちに「いいね!」をしてもらうわけだが、 “リア充”を
追求するあまり、実際の日常ではなく、「リア充代行サービス」を利用したり、さらには完全に写真を“ねつ造”することさえあるという。
なぜ、そこまでインスタ映えにこだわり、“架空の自分”を演出してしまうのだろうか?

◆もはやビジネスとして確立 経済効果につながる“インスタ映え”や“フォトジェニック”

 SNSのInstagramは海外セレブから火が点き、今では日本の芸能人たちも、プロモーションやプライベートに関する写真を
発信するのが当たり前となった。フォロワー数芸能人トップの渡辺直美をはじめ、水原希子、ローラなど、“おしゃれな写真”を
アップして成功したタレントが多数おり、GENNKINGなどの“インスタ発”のタレントも登場するなど、その影響力は絶大だ。

 SNSにはTwitterやFacebookなどもあるが、同じ「いいね!」にしても、面白い写真やネタに付きやすいTwitterに比べると、
インスタはキラキラしたオシャレな写真が好まれる傾向があり、“インスタ映え”や“フォトジェニック”を意識している人たちに
とっては、“自分が輝いているところ”の集大成になっているようだ。 実際、おしゃれな料理店は“インスタ映え”する色鮮やかな
メニューを揃え、ファッション系のショップはフォトジェニックな服や撮影スポットを用意することで集客効果を上げるという
“経済効果”もあり、ビジネスとして確立している。

◆60人の“友達”を用意することも! 代行サービス会社に聞く、“リア充”の演出方法

 さらには先述したように、「リア充代行サービス」を利用して、たくさんの友人たちと楽しく過ごしている写真を撮る“強者”さえいるという。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170915-00000343-oric-ent