陸上自衛隊の連絡偵察機LR2が5月、北海道の山中で墜落した事故で、
陸自は13日、操縦士が自動操縦が解除されたことを認識しないまま飛行したため
機体が降下旋回を続け、異常姿勢に陥ったことが事故原因とする調査結果を発表した。

陸自は、墜落まで乗員が危険を察知しなかったとみている。
 
乗員4人全員が死亡したため、ボイスレコーダーやレーダーの分析で判断した。
陸自によると、機体は自動操縦の解除後、目的地と逆方向へ旋回。
自動操縦中と思い込んだ操縦士は、航路修正や計器と高度計の確認を行わなかった。
機体は徐々に高度を下げ、解除から約30秒後に墜落した。
 
操縦士が管制官との通話ボタンを押す際、誤って自動操縦の解除スイッチに
触れた可能性がある。約2秒間の解除音も記録されているが、
管制官との会話と重なり音を認識できなかったとみられる。(2017/09/13-19:48)

自動操縦解除気付かず飛行=降下続け機体異常姿勢−5月の陸自機事故調査
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091301145&;g=soc