「撃ってみんかい」と怒号。直後に響く銃声−−。神戸市長田区五番町の住宅街で12日起きた暴力団同士の殺人事件は、多くの住民の目の前で起きた。
銃を持った男らはそのまま立ち去った。付近の小学校では保護者らが児童を迎えに行き、中学校も集団下校を実施。住民はお互いに「気をつけて」と声を掛け合い、緊迫した空気に包まれた。


 近くの自営業男性(65)は、信号待ちの車中から一部始終を見た。男性によると、
脇道に止まった車列の1台に幹線道路を走ってきた車が衝突。双方から1人ずつが降りてきて、殴り合いを始めた。
もみ合い中に1人が拳銃1発を発射。弾は外れたが、狙われた男性が「撃ってみんかい」と挑発した。「パーン」。
2発目は頭に当たり、男性は後ろ向きにゆっくり崩れ落ちた。「発砲した男は黒っぽい柄シャツとズボン姿で、頭は五分刈り
、40歳くらいに見えた。もみ合いの最中、近くには別の男2人がいたが、仲間かどうか分からなかった」と、あっという間の出来事を振り返った。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170912-00000109-mai-soci