都内某所の雑居ビル。ストリートにはびこる氷河期の犠牲者達の一部が、ある場所に集められた。真っ黒なハローワークだ。
ここでは表立って人材確保が出来ない雇い手と表立った仕事に就けない在日が互いの需要と供給を満たしあう、実に合理的なパーティだ。
世界中でいえることだが、本質的には、法の網目がもっともスタンダードなことが多いよな。
偽造口座の出し子 スピードの運びや キャバクラに因縁つける仕込み客。やつらに斡旋される仕事はこの類がほとんどだったけど、中に興味深いものが。
インターネットが使える環境があるやつだけ特別な仕事があるってことで、おれを含めた5人ほどが隔離された。
もっともおれ以外のやつはモバイルアクセスだったが。おれ達に与えられた仕事は実に不思議なこと。そして実に簡単なことだった。
ネットにある書き込みをして、それに対する反応があったら、あらかじめ渡されたマニュアルに沿って答えるだけ。
で、あることとは、、、「日本人になりすまして韓国の悪口を書く」だった。書き込む内容はある程度は基本パターンが用意されていて、後は臨機応変でやっていいそう。
このように職業右翼(アルバイト右翼)は街宣右翼と同様、愛国者になりすまし自作自演で掲示板を荒らしている。
目的は、国旗国歌を貶めたり、 自民党等の保守政党に対する差別と憎悪を煽ることによって、 無知な厨房に友愛思想や共産主義などといった反社会的思想をすりこむこと。